おがっちわーるど

提案プラン集・施工例集です

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家の性能について 

調べれば調べるほど長所短所がいろいろ出てきて、気になるのが家の性能です。
気にはなるけど、現実的には大差ないということはたくさんあります。
コストをかければだいたいのことはできますが、きりがありません。
重要なのは何をどこまで求めるのかの価値判断。どう考えるかが問題です。
間取りや資金計画と並行して検討し、優先順位をつけて取捨選択することが必要です。

もしも自分の家だったらどうするか? ということも書いてみました。
いろいろ迷いながら、項目ごとに考えたのですが、結果的に、
「多少気になる点はあっても現実的に大差ないんだったら安い方でいいじゃないか・・・」
という方針になっていました。
何を重視するかは各自の価値観によって大きく違い、どれが正しいというものはありません。
こんな風に考えた・・・ということを参考にしていただければと思います。

材 料
集成材:強度にばらつきがなく反りや捻じれがすくないので主要構造部には現在の主流です。
接着剤の部分の方が木の部分より耐久性が高いそうです。
通常の住宅で使うのならば機能的にはムク材より勝っています。
SPF材:輸入材のパイン・スプルース・ファーをまとめてSPF材と呼びます。
30年ほど前から日本でも広く使われ始め現在の木造住宅では主流になっています。
雨ざらしにしておくと弱いですが壁の中に使うものとしては問題はありません。
県産材:補助金がでますが、それを考慮してもSPF材より数十万円建築費があがります。
KD材・グリーン材:KD材は乾燥機を用いて乾燥させた材木。グリーン材はそうでない材木です。
乾燥機にいれると木が痛むということもあり、どちらがいいのか一概に言えないところもありますが、
狂いやねじれが少ないのはKD材です。

もし自分の家なら・・・
価格面で差がないのなら、国内林業保護のために国産材・県産材を使いたいところですが、
補助金とか多少あっても数十万円の価格の差になります。
7~80年持てばいい家で、壁の中だったらSPFの集成材で必要な性能は満たしている。
そう考えると、この価格差だったらやっぱりSPFの集成材をメインに使うでしょう。
グリーン材は、あとから捩じれて壁にひび割れができたりすると面倒なので主要部分には避けたいと思います。
100年200年と何世代も住み続けたい家だったらSPFやKD材は使わないほうがいいかもしれません。
柱や梁を外部に表したり、ウッドデッキなど雨風があたる部分にはSPFは使わないほうがいいでしょう。

工 法
どれも一長一短で、工法によって耐震性、断熱性、耐久性に差が出ることはありません。
コストをかければどの工法でも耐震性を高くすることができます。
軸組み+筋かい工法:伝統的な構造です。増改築はやりやすい構造です。
ツーバイフォー工法:通常の柱のかわりに細い枠組み材を、筋かいのかわりにパネルを使います。
軸組み+パネル工法:上の2つを組み合わせた工法です。

もしも自分の家なら・・・
耐震性は筋かい工法でも十分高くすることができるので選択の基準にはなりません。
充填断熱の場合、筋かい工法はパネル工法に比べて断熱材をかなり切り刻む必要があり、
手間がかかると同時に、防湿層をきちんと施工しないと寒冷地では内部結露の心配があります。
この点はパネル工法が勝っていますが、岡山県南部では気候的にさほど内部結露を心配しなくてもよさそうです。
構造用合板、OSB合板の経年劣化、特に万一湿気を含んだ時の、が気になります。
数十年先に大地震が起きた場合を考えると、筋かいの方がなんとなく安心のような気がします。
家の気密性はパネル工法の方が高くすることができそうです。
24時間換気システムを有効に使うことを考えると家の気密性は高い方がよいのですが、
寒冷地で熱交換型第一種換気システムを採用するくらいでなければ、さほど厳密に考える必要はないと思います。
パネル工法は、筋かい工法と比べるとコストは2~30万円ほど?上がります。
結局のところ、(岡山県南部なら)性能面で目立った差はなさそうなので、
まあコストのかからない筋かい工法でいいか・・・と思います。

接合部金物工法  
木造軸組み工法で柱・梁の接合部を仕口でなく金物で止める工法。
通し柱の断面欠損が少なくなり、仕口の構造も明快になり、仕口工法より好ましい方向なのは確かです。
揺れても接合部が外れにくいという点は、耐震性の向上につながります。
通し柱の断面欠損をなくしたからといって家全体の耐震性はほとんどかわりません。
金物代で工事費は少しアップします。主なメリットは工事がやりやすいということ。

もしも自分の家ならば・・・
ほぞを切るより構造的に良い方向にあるのは間違いないので興味はあるのですが、
・神戸の地震以降、在来タイプの仕口でも引き抜き防止金物が義務付けられたので耐震性の差はない。
・通し柱の断面欠損をなくしたからといって家全体の耐震性はほとんど変わらない。
という点を考えると、性能面で大差ないのに2~30万円程度?コストアップになるので採用しません。

断熱工法
充填断熱と外貼り断熱は一長一短です。
外貼り断熱にしたからといって家の断熱性が良くなるわけではありません。

充填断熱工法
柱と柱の間に断熱材を入れるもので断熱材に切れ目ができます。
寒冷地ではその切れ目の断熱性が悪い部分で結露することも考えられますが、
岡山県南部では通常の室内の環境では気にすることはないと思います。
省エネ等級などの計算ではその切れ目から多くエネルギーが逃げることも考慮されています。
工事面では、外壁に筋かいやコンセント、スイッチがあると切ったり貼ったりが多く煩雑になります。

外貼り断熱工法
柱の外側に断熱材を取り付けて、断熱材の切れ目をなくそうとする工法です。
現実的には庇やバルコニーがあるとなかなか理屈通りにはゆきません。
外壁に筋かいやコンセント、スイッチがあっても、施工面では充填断熱工法よりスッキリします。
内部結露を起こしにくいメリットがあります。
化学系の断熱材を使うことが多く、現実的には、
経年劣化、ねじれ、火事の際の不燃性、外装材の取り付けの信頼性、など気になる点はあります。
同程度の性能ならコストは充填断熱工法よりかなりアップします。

もしも自分の家ならば・・・
断熱性は充填断熱でも外貼り断熱でも十分な性能にすることができるので、選択の基準にはなりません。
筋かいやコンセント、スイッチなどの断熱材の処理の手間、防湿層の信頼性、内部結露の可能性、を考えると
外貼り断熱工法の方が合理的だと思います。
外貼り断熱ではだいたい化学系の断熱材を用いますが、これは経年変化で断熱性が劣化します。
充填断熱の繊維系の断熱材は長年のうちに沈んで隙間ができたりしますから、これはどっこいどっこいと考えます。
外貼り断熱では断熱材がねじれたりして外壁に隙間やひびを生じさせないかどうかが少し気になります。
一番気になるのは内部結露で家の耐久性が激減することですが、
岡山県南部くらいの気候だと内部結露の可能性は低いと思われます。
このあたりで内部結露が原因でリフォームが必要になったという話も聞いたことがありません。
考えるときりがないのですが、性能面では一長一短で決定的な差はないのに、
コストの差が顕著100万円あるいはそれ以上?なので、自分の家なら充填断熱でいいか・・と思います。

耐震等級
建物の強さを表す指標として、品確法の住宅性能表示での、3段階の耐震等級があります。

耐震等級1:建築基準法レベルの耐震性
      数百年に一度程度発生する地震力に対して、倒壊・崩壊等しない程度の耐震性
耐震等級2:建築基準法レベルの1.25倍の耐震性
      数百年に一度程度発生する地震力の1.25倍の力に対して、倒壊・崩壊等しない程度の耐震性
耐震等級3:建築基準法レベルの1.5倍の耐震性
      数百年に一度程度発生する地震力の1.5倍の力に対して、倒壊・崩壊等しない程度の耐震性

建築基準法では「想定される地震」と「被害」を次のように考えています。
・数百年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度6強から震度7程度)地震に対して、倒壊・崩壊しない。
・数十年に一度発生する(住宅の密集する都市で震度5強程度)地震に対して、損傷しない。

建築基準法の考えよりさらに耐震性を高めたい場合は、耐震等級2,3にするようになります。
ただし1.25倍とか1.5倍とする根拠は調べても見つからず、効果の程度を想定したものではないようです。
具体的なプランや見積もりの検討を進めるうちに、「他に予算をまわしたいので耐震等級1で良い」とか、
「予算を掛けてもできるだけ安全性を高くしたい」とか、だんだん考えがまとまってくると思います。
「耐震等級1にしたい、3にしたい」と言う希望は、最終的には施主の方が判断する事になります。

建築基準法の耐震既定は地震が起こる度に強化されており、阪神淡路大震災の木造住宅の被害の調査報告では、
現行の耐震基準より適切に設計、施行された在来軸組工法住宅や枠組壁工法住宅、プレハブ住宅、構造計算により安全性が確かめられた3階建て住宅等は、大きな被害を受けたものは少なかった、とされています。

耐震等級1でも、今の建築基準法では家が倒壊する可能性は低いのですが、震度7程度の地震がくると「損傷」する可能性はあります。また、耐震等級2や3の場合は、耐震等級1よりも詳細な検討をするようになりますので、より信頼度が上がるとも考えて良いといえます。

耐震等級1から3にするには普通の規模の住宅では数十万円ほどコストがかかります。
耐震等級2と3のコストの差はそれほどないので、どうせなら等級3をめざすと良いと思います。
大きな吹き抜けやスキップフロアなど、計算上対応できないケースもあります。

注意が必要なのは、
負傷の原因としては家具の転倒が多いこと。
阪神・淡路大震災における震度7の地域では、怪我をされた方の約50%が家具の転倒が原因です。
家の耐震性を上げるのならここも考えておきたいところです。

もう一つは、揺れに対しては無被害でも、津波・高潮、火事、地盤の崩壊、で家に被害を受ける可能性があること。
立地条件によっては、耐震性を高くしても無被害で済むと考えない方が良いかも知れません。

もしも自分の家ならば・・・
もし関東や中京地方など、近々巨大地震が来ると予想されている所に建てるのなら耐震等級3にすると思いますガ、
岡山県だったら、かなり悩ましいところです。
もし耐震等級3にするために建築費が50万円アップと仮定すると、35年ローンでは月々2000円弱の差です。
効果があるなら安い気はしますが、安心料としてだけなら高い気もします。
他にやりたいことがあって資金の都合がつかなければ耐震等級1、都合がつくなら等級3にするかも・・・。
津波・高潮、火事、地盤の崩壊などの心配がない立地なら3寄り、高潮がきそうな立地なら1寄り、で決定保留です。

制震工法
車のサスペンションのダンパーのように、
振動のエネルギーを吸収させるものを設置して、振動をおさえるのが制震工法です。
大地震で被害を受けた後の、余震での揺れを抑えるために有効です。耐震等級3以上の安全性を求めたい方向けです。
コスト的には数十万円~のアップ。

もしも自分の家ならば・・・
機構的にオモシロそうで採用したいのですが、岡山県南部だったら役にたつことはまずなさそうです。
4~50万円以上のコストアップになるのでやっぱり不採用です。

長期優良住宅
耐震性と断熱性の良い家を建て、長期間計画通りに補修して長持ちさせようというのが長期優良住宅です。
「省エネ等級4」+「耐震等級3」にすれば、建物としては「長期優良住宅」に近くなります。
「長期」という面に関しては、維持管理計画をつくって計画的にメンテナンスすることを義務付け、そのかわり税制優遇をつける、という制度上の対策をとっています。
税制優遇があるかわりに、維持管理計画にそったメンテナンスをしていないと罰則があります。
長期優良住宅という言葉からは、「維持費がかからない」とか「長持ちする家になる」・・・というイメージが浮かんできますが、建物自体は、長期優良住宅とそれ以外の一般的に建てられている家で、さほど違いはありません。

「省エネ等級4」+「耐震等級3」から「長期優良住宅」にする場合、
主に書類作成・申請費用として3~50万円程度コストアップになります。

もしも自分の家ならば・・
コストはアップするのに建物としての魅力は感じません。
その上、維持管理計画で長期間にわたり縛られるのは気が重いので採用したくないのですが、
条件によっては住宅ローン減税で数十万円の経費節減ができるようです。
工事費と税制優遇などのプラスマイナスで金銭的にメリットが大きければ採用するかもしれません。
ちなみに、いまだに「日本の家の寿命は2~30年」とか見かけることがありますが、
ホントのところどうなのかは、身の回りにある築2,30年~4,5,60年の家を見れば分かると思います。

省エネ等級4
省エネ効果があり、夏涼しく冬暖かい家として、住宅エコポイントをきっかけに一気に普及しました。
それ以前と比べるとエアコンの効きが格段に違います。
省エネ等級1~3の家は最近では少なくなりました。
もし自分の家なら、迷わず省エネ等級4にします。

低炭素住宅
省エネ等級4より10%以上性能をアップし、
その他いくつかの項目満たせば
「低炭素住宅」として認定制度ができました。
税制優遇や補助金の対象になります。

間取り等にもよりますが、
工事費としては省エネ等級4とさほど差はでません。

もしも自分の家ならば・・・
申請費用と補助金の額と比較して、
メリットが大きいようなら視野にいれたいと思います。

パッシブ・デザイン
風の通り道を考えたり、夏の日差しはさえぎり冬の日差しは取り入れたり、
自然をうまく取り入れて快適な家をつくるのがパッシブデザインです。

もしも自分の家ならば・・・
コストを圧迫しない範囲で、
できるだけ限り取り入れたいと思います。

スマート&ゼロエネルギー住宅
自分の家で使うのと同量のエネルギーを作ろうというのがゼロエネルギー住宅で、既に実用化は始まっています。
現在は、エネルギーを創るのは太陽光発電で、余った時は電気を売り、足りない時は電気を買うというスタイルです。
将来、蓄電池の性能が向上すれば電力会社から独立・・・という可能性も考えられます。
募集期間と募集件数がかなり限定されていますが、運がよければ補助金の対象になります。
採算性を考えると、今の状況が続くなら、20~30年後にトントンといった感じでしょうか?
岡山県南部なら通常の省エネ等級4で太陽光パネルを6~8kWつめば、だいたいゼロエネルギーになると思います。

もしも自分の家ならば・・・
長期の採算性については、不確定なことが多すぎて考えてもしょうがありません。
原子力や火力発電のコストがかかるようになり電気代は2~3倍になっているかもしれないし、
逆に自然エネルギーが予想外に普及して電気がだぶついているかもしれません。

ゼロエネルギー住宅にするために建築費が400万円アップと仮定すると、
35年ローンなら月々の支払いは1.5万円くらいの差額。
光熱費は少々もらうようになるはずなので、メンテナンスなどを考えなければ収支はプラスになるはずです。

なんとなく、20年30年先のエネルギー事情には不安を感じているので、
ローンが組めるのなら、やっておきたい気がします。
節電して電気自動車を家で充電すると交通費も無料になるかも・・・とか都合のいい想像もしてしまいます。


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[ 2014/04/11 10:57 ] 家づくりのすすめ方 | TB(0) | CM(0)
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おがっち

Author:おがっち
岡山県で住宅の営業をしています
住む人の要望をできるだけ取り入れた家づくりが目標です
一級建築施工管理技師

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